「気」を使った言葉は数多くあります。しかし、「気」というものを説明するのは難しいようです。
気の概念と気功、そして気功の種類などをご紹介いたします。
気とは
簡単に説明すると生命エネルギーのようなものです。また、中国思想や東洋医学に欠かせない概念です。目には見えませんが植物や大地、地球や宇宙にも存在し、人間の全身にも気が流れていると考えられています。気の巡りが悪くなれば病気になり、気が絶えれば死んでしまうという理論です。そして人間の気の巡りを点や線にして研究されたのが、経絡と呼ばれるツボとなりました。
気の概念は日本でも古くからあり、多くの漢字に使われ、神道や修験道などに強い影響を与えています。
気功の歴史
功とは修行や鍛錬の意味があり、気功とは体内の気を巡らせ、気を自由に操ることを指します。相手を攻撃する格闘技や、東洋医学の針灸や指圧、気功整体などに応用することが可能です。古くはインドの瞑想やヨガから始まり、チベット仏教では修行法として取り入れられ、中国で大きく発展しました。道教(タオ)における仙人修行、仏教における座禅や瞑想、気の流れをコントロールして健康や護身に役立てる太極拳などが挙げられます。
気功は呼吸法から入り、体の動きに合わせて気をコントロールし、最終的には相手の体を傷つけたり、癒したりするエネルギーとして活用します。厳しい修行法から簡単に伝授する方法まで、様々な気功法があります。
様々な気功法
武術における気功は内功(内気功)と外功(外気功)に分かれます。呼吸法と気を運用する内功は柔らかい動作が特徴で、体の内側から鍛えます。代表的なものは太極拳です。大きな動作が多くて道具を使って体を鍛え上げる外功は、直線的な動作が特徴で体の外側から鍛えます。代表的なものは空手です。
また、日本で広まったものに、レイキや気導術が挙げられます。気功はギックリ腰や五十肩などの関節痛、鞭打ちなどの気功整体、うつ病や自律神経失調症といった心の病など、多くの方の健康回復をサポートしています。
当院は京都で気功整体を行う整体院です。手技や気エネルギーを用いて、一人ひとりの健康のサポートを行っております。ギックリ腰や肩こりでお悩みの方は、ぜひご利用ください。