腰痛は衝撃や筋肉疲労、骨や椎間板の変性、内臓疾患やストレスが原因とされています。急性腰痛のぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニアなどは、安静が一番です。しかし慢性腰痛の坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどは、正しい対処方法を行うことで痛みが緩和されます。様々な生活シーンで役に立つ腰痛対処方法についてご紹介いたします。
ハードワークや立ち仕事
重い物を担いだり、体をたくさん動かしたりするシーンで、腰痛が起こることがあります。この場合は体の使い方を見直してみましょう。なぜなら同じ方向や動作を繰り返して、筋肉疲労を起こしている可能性があるからです。片足ばかりに重心を置くのではなく、左右交互に重心を置くように心がける。違う向きで作業する。腰をしっかり下ろしたり膝をついたりして、腰に負担をかけない。このような動作を意識して、こまめにストレッチすることをおすすめします。
また、1日中立っているシーンで腰痛が起こる場合、お尻の外側にある中殿筋が硬くなっている可能性があります。指やボールなどで圧迫すると、痛みが軽減することがあります。
デスクワーク
座っている時に腰痛が起こる場合は、まず姿勢に問題があります。特にパソコンを利用する場合は、頭を突き出して猫背になりがちです。正しい座り方や姿勢を心がけ、休憩を挟みながら同じ姿勢を長時間続けることを避けてください。座布団やバスタオルを背もたれの腰部分に挟んで、背骨をすこし前弯させたりするのも効果的です。また座りながらでもストレッチを行って、腰の筋肉を柔らかくすることで、腰痛を和らげることも可能です。固まったと思ったら前後左右に回転させながら腰を回しましょう。
就寝時
本来は休息することで腰痛が治まるのに、就寝時に腰痛が起こる場合は内臓疾患の疑いがあります。しかし病院でも異常が見られなかった場合は、横向きに寝る姿勢に変えて両膝の間にクッションや座布団を挟む、お尻と腰にバスタオルを当てるなど工夫してください。固いマットなど寝具が原因となる場合は取り除いてみましょう。
京都にある当院は気功整体を行っています。慢性腰痛であるぎっくり腰、坐骨神経痛、ヘルニアなどでお困りの方、また、交通事故などの鞭打ちや自律神経失調症でお悩みの方もご相談ください。